【FIRE実現は困難】FIRE以外でも自由は手に入れられる!?FIREブームの今だからこそ考えてほしい「FIREを目指す意味」とは?

就職/転職
経済的に自立して、仕事を早期リタイアすることを指す「FIRE」。現在この考えが自由な生き方を目指す方々の間でブームになっています。では、人々はなぜFIREを目指すのでしょうか?おそらくその根本には「したくもない仕事をこの先やり続けるのは嫌だ」「複雑な人間関係に悩みながら働き続けるのは嫌だ」というような考えがあるかと思います。しかし、これらの悩みはFIREを目指さなくても解決できるのではないでしょうか?この記事では、「FIREを実現するのは難しい」という現実に向き合い、FIRE以外でこの悩みを解決する方法について解説します!

★この記事で分かること

  • 一般的な収入である以上FIREの実現は難しい
  • FIREを実現することで手に入る自由はFIRE以外の方法でも実現可能
  • 自由を手に入れるための条件

「FIREの実現は難しい」という現実に向き合う

私は決してFIREという考えを批判しているわけではありません。若いうちから節約をして種銭をつくり、それらを投資に回して運用するという行動は合理的であると思います。

しかし一般的な会社員が、結婚し、住宅・車を購入し、子どもを育てる費用を考慮したときに、どれだけの額を投資に回すことができるでしょうか。物価だけが上がり続ける現代において、FIREを達成するだけの額を投資に回すのは非常に困難であると思います。(だからこそサイドFIREという概念が生まれているのだと思いますが。)

もちろん高収入な職業で経済的に余裕のある方々は十分FIREを目指すことができると思います。ここで私が言うのはそういった高給取りではなく一般的な収入の方。これらの方々が生活に必要な出費を考慮すると、FIREの実現は困難であるという現実に向き合うことが重要です。

なぜFIREを目指すのか

では、「FIREを目指す理由」について考えてみてください。おそらく多くの方が「したくもない仕事をやり続けたくはない」「時間に縛られず自由な働き方がしたい」「複雑な人間関係に悩みたくない」という考えを持っているのではないかと思います。

ここで伝えたいのは「その悩み、FIRE以外でも解決できませんか?」ということです。生活を切り詰めてFIREを目指さずとも、働き方次第で自由を手に入れることはできるのではないでしょうか。

実際、私は平凡な会社員ですが、「仕事を辞めたい」「自由な働き方をしたい」と思ったことは一度もありません。その理由は「自分がしたい仕事」を「自分の好きな働き方でできている」からです。心から楽しいと思える仕事を趣味の延長のようにできているのですから辞めたいなどと思うはずがありません。

改めて伝えておきますが、私は何か特別な仕事をしているわけでもないただの一般的な会社員です。他の方と違うことと言えば、就職活動時に誰よりも自分と向き合い、誰よりも企業選びに真剣になったという自負があるということ。この努力次第でFIREを目指さなくても、むしろ「働きたい」という気持ちを持って自由を手に入れることができると私は考えています。

もし今、「FIREで自由を手に入れたい!」と考えているのであれば、早期退職ではなく、「転職によって自由な働き方を手に入れる」ことも検討してみてください。何もFIREだけが自由を手に入れるための方法ではないのです。

自由を手に入れることができる仕事の条件とは

そもそも「自由」とは何でしょうか。私は「自由」とは「①自分の好きな仕事」を「②場所を選ばずすることができ」「③自分の時間は十分に取れて」「④休みたいときには休める」環境であると考えています。

今回はこの4つが揃った環境で働くことを「自由を手に入れた」とします。おそらくFIREで手に入れたい生き方はこの4つが揃えば十分実現可能だと思います。

ここからはこの4つの条件についてさらに深掘ります。

①自分の好きな仕事

「自分の好きな仕事をする」これは視点を変えると、「好き」を仕事にするということになります。私の場合スポーツが好きで、「スポーツを仕事にすることができれば楽しく仕事をすることができる」と就職活動の時に思っていました。

実際、私にとってこの選択が大正解で、スポーツ業界を選んだことで野球選手やサッカー選手などのトップアスリートと仕事をすることができたり、自分が打ち込んできた陸上競技に仕事で触れることができたりと、今までのキャリアでたくさんの貴重な経験をすることができています。

ここで気を付けていただきたいのは視野を広くすること。例えば「スポーツに関わる」と言ってもその方法は様々です。私は視野を広げて「これまでスポーツをしてきた人を支える」という観点で体育会学生向けの人材会社までエントリーしていました。

とにかく自分の好きなことを深掘り、どんな形でかかわることができるのかを考えましょう。スポーツのような趣味でなくても、例えば「寝ること」が好きなのであれば、仕事の中で「どうすれば快適な睡眠を続けることができるのか」を考え、それを日常生活に落とし込むことができるのはきっと楽しい働き方だと思います。

自分の「好き」に向き合って業界や職種を絞ってみましょう。こうして自分の好きな仕事を見つけることができれば「したくもない仕事をしなければならない」という悩みは解決することができます

②場所を選ばずすることができる

「場所を選ばずすることができる仕事」は「在宅ワークができる仕事」と捉えればよいでしょう。コロナ化を経てリモートワークが可能となった企業が増えました。

これによるメリットは「好きな場所で仕事ができる」ということに加えて、「複雑な人間関係から解放される」ということでしょう。例えば苦手な上司がいたとしても、対面で接する機会が少なければストレスを感じることもないはずです。

FIREで手に入れたい「複雑な人間関係で悩みたくない」という自由はこれでカバーすることができます。とは言っても、時間をかけて真剣に選び抜いた企業であれば、厄介な上司に出くわすこともそう多くはありません。

③自分の時間を十分に取れる

自分の時間を確保するためには「ワークライフバランスの取れた会社」を探す必要があります。定時で帰宅しても咎められることなく、休みも十分に取れる、このような会社であれば仕事以外の時間は自分の趣味に充てることができます。

仕事と趣味の両立ができると、仕事の負担は格段に下がります。どれだけ仕事を楽しむことができていても時には大変なこともあります。そんな時に趣味でリフレッシュすることができるとストレスも感じにくくなるでしょう。

ワークライフバランスが取れた会社でいつでもリフレッシュできる環境を作ることで自由への道はグッと近づきます。

④休みたいときは休める

休みたいときに休める、つまり「有休休暇をしっかり消化できるか」も自由のための重要な指標です。もちろん仕事なので、自分の業務を終えているという前提の上ではありますが、付与された有給休暇を消化できる企業であれば、休みを利用して旅行などに行くこともできます。

これら4つの条件が揃えば、FIREを目指さなくとも、自分が楽しいと思える仕事をしながら自由を手にすることができます。

本当にそんな企業は存在するの?

ここで皆さんが気になるであろうことは、「本当にそんな待遇の良い企業は存在するのか」ということだと思います。結論から言うと存在します。実際、私の働く企業がこの条件に当てはまっています。

これらの条件に当てはまる企業の探し方についてはこちらの記事で解説していますので是非ご覧ください。

まとめ

今回は「一般的な収入ではFIREの実現は難しい」という前提のもと、FIREの実現で手に入る自由は働き方次第で実現可能であるという考え方について紹介しました。

  • 結婚・住宅/車の購入・子育て等の費用を踏まえると一般的な収入でのFIREは難しい
  • FIREに実現で手に入る自由は、働き方次第で実現できる!
  • FIREに捉われず、「好き」を仕事にして仕事を楽しむことで自由を手に入れよう!

仕事を楽しむことができていない状態では「FIREしたい」「仕事を辞めたい」と思うのは当然です。そしてそのFIREが難しいのであれば、それ以外で自由を掴む方法を検討しましょう。

その方法の一つが自由を掴むことができる働き方です。本気で自由を手に入れたいのであれば、転職も頭に入れながら方法を考えてみましょう!

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