ランニングを続けていると負傷をしたり、体に違和感を感じることも少なくありません。そんな時、すぐに練習を中断していますか?過去に私の友人でこんなことを言っている人がいました。「怪我は走れば治る」この言葉は本当なのでしょうか。今回は負傷時や体に違和感があった時の対処法と復帰時の注意点について紹介します。早く練習に復帰するために重要な考え方なのでぜひ最後までご覧ください!
最近走った後、膝にちょっとした違和感があるなぁ…
走ってる途中は何も感じないけど、このまま練習を続けてもいいのかな…
走っている時は何も感じなくても、違和感があれば練習はストップ!
今日はそんなときにどう対処すればいいのかを紹介するよ!
「怪我は走れば治る」は本当?
あなたの周りにも「怪我は走れば治る」と言っている人はいませんか?私は怪我をした時にこの言葉をかける人に複数名出会ったことがありますが、これは本当なのでしょうか。少なくとも私はこの言葉を信用するべきではないと考えています。たしかに負傷をした時や体に違和感があるとき、走ってみると痛みや違和感なく走れることがあります。おそらくこれは体が興奮状態にあることで脳内麻薬が働いていることに関係しているのではないでしょうか。(このあたりの知識については詳しくないのでこれ以上の説明は避けます。)いずれにせよ、走っていると痛みや違和感が和らぐことは確かだと思います。しかしこれは走っている最中に痛みや違和感が和らいでいるだけであり、決して治っているわけではありません。実際、走り終わると痛みや違和感が出てくることが多いはずです。そのため痛みや違和感がある中無理をして走ると、治るどころか悪化してしまい回復を遅らせてしまいます。これらの理由から個人的には「怪我は走れば治る」「走りながら治す」という考えには賛成できません。
負傷時・体に違和感があった時の対処法
ここまで「怪我は走れば治る」という意見についての私の見解を述べてきました。では、実際に負傷したときや体に違和感があった時はどのように対処すればよいのでしょうか。ここからは私のこれまでの経験に基づき、負傷時と体に違和感があった時のそれぞれの対処法について紹介します。
負傷したときの対処法
明らかに体に痛みがある場合には、たとえ走ることができているとしても病院で診察を受けましょう。場合によっては一定期間のドクターストップがかかることもありますが、無理に走り続けてしまうとそれよりもさらに長い期間走ることができなくなってしまう可能性もあります。また病院の先生に対処法を聞くことで、再発も防止できるかもしれません。負傷をしてしまった際には、早く怪我を治し早く練習に復帰するためにも、病院で診てもらうことをおススメします。
体に違和感があった時の対処法
一方で体に違和感があった時、つまり「痛みを感じているわけではないけど走っていると何となく違和感がある」というような場合には、一度練習をストップして様子を見ることが大切です。痛みはなかったとしても、まずは1日~3日ほど様子を見て違和感がなくなれば練習を再開しても良いかと思います。それでもまだ違和感がある場合や、怪我の心配がある場合には病院を受診してください。
また負傷時でも同じことが言えますが、違和感や痛みを持ちながら走ることでランニングフォームが崩れ、別の部位に痛みを感じてしまうこともあります。最短で練習に復帰するためにも、体に痛みや違和感があるときは無理をしないことが大切です。
練習に復帰するときの注意点
最後に練習復帰時の注意点について紹介します。怪我が回復し、ようやく練習に復帰できた時、たくさん走りたくなる気持ちは十分理解できますが、その気持ちをグッと抑えてまずは短めの軽いジョギングなどから始めましょう。しばらく動かしていない体は思っている以上に弱っています。再発防止のためにも、軽い練習から始めて徐々に強度を上げていきましょう。ここまできてようやく「走りながら治す」フェーズに入っていきます。くれぐれも負傷前と同じ強度の練習から始めないようにしてください。
【まとめ】
今回は負傷時や体に違和感があった時の対処法と復帰時の注意点について紹介しました。
- 負傷時はすぐに病院に行く
- 体に違和感があるときはまずは経過観察。違和感が続くようなら病院へ。
- 練習復帰時は軽い練習から始めていく
ランニングを続けるにおいて、体に痛みや違和感があるのにも関わらず無理をして練習をすることは非常に危険な行為です。悪化を防ぎ、早く練習に復帰するためには勇気をもって練習を中断することも必要になってきます。今痛みや違和感を感じながらも練習を続けている方は、ぜひ病院に行くことも視野にいれてみてください!
最初は違和感だけでも無理をして走っているうちに悪化するかもしれないなぁ…
体の違和感が悪化しないようにまずは病院に行ってみるね!
ランニングを継続するために大事なのは無理をしないこと!
悪化を防ぐために、時には練習を中断することも必要だよ!
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