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「フルタイムで働きながらでも陸上競技を続けたい!」これまで陸上競技を続けてきた選手の中にはこう考える方も少なくないのではないでしょうか。私は先日、社会人3年目にして、大学時代の自己ベストを更新することができました。この記事では、フルタイムで働きながらPB更新を達成することができた練習方法や、学生時代との違いについて紹介します。働きながらでも本気で競技に取り組みたいと考えている方々の参考になれば幸いです。

★この記事で分かること
- 学生時代と社会人になってからの競技への向き合い方の違い
- 社会人2年目までと3年目で変わったこと
社会人3年目までのPBの変遷

社会人3年目で自己ベストを更新した私ですが、まずはこれまでの自己ベストの変遷をご紹介します。
今回PB更新を達成したのは1500m。専門種目の800mも自己ベストに近いタイムで走ることができており、今シーズンか来シーズンには更新できそうな勢いです。
専門種目、自己ベストについてはこちらをご参照ください。
高校時代
私が陸上競技を始めたのは高校1年生。デビュー戦は4’30″くらいでした。高校から競技を始めたということもあり、成長は早く、高3時には4’00″台で走れるようになっていました。ちなみに高校時までは専門種目は1500mでした。
大学時代
大学から専門種目を800mに切り替えます。高校時代1’57″台だった自己ベストは1’51″台まで伸ばすことができました。一方で、1500mの大学ベストは3’59″台と、800mに比べると伸び悩んでいました。
社会人になってから
社会人2年目までは仕事との両立が上手くいかず、800mでは1’56″台、1500mは4’04″台となかなかベスト記録に近い走りをすることができませんでした。
しかし、社会人3年目にしてようやく自己記録に近いタイムを出せるようになり、先日遂に1500mで3’55″台とベストを更新することができました。
学生時代との違い

仕事と競技の両立に苦しんだ社会人2年目まででしたが、実際のところ学生時代とはどんなところが変わったのでしょうか。ここからは学生時代と社会人生活との競技への向き合い方の違いについて紹介します。
練習時間の確保
まずネックになるのが練習時間の捻出です。学生時代はある程度時間に融通を利かせて練習に取り組むことができていましたが、社会人になるとそう上手くはいきません。
18頃までフルタイムで働き、時には残業をして帰宅します。出張時には移動疲れで走る気力もない日も少なくありません。
私は早く帰宅できた日は強度高めのPRやB-up走、それ以外の日はjogというように帰宅時間に合わせて練習を決めていました。ポイント練習は週に1回休みの日に行い、週に4~5回の練習頻度で続けていました。
練習強度
練習の強度も学生時代よりは大幅に落ちました。学生時代は週に2回していたポイント練習も、社会人になってからは基本的には週に1回のみ。
どうしても休日に時間が確保できない日は仕事終わりにポイント練習をすることもありますが、仕事終わりのポイント練習は思うように体が動かずあまり効率的ではありません。そういった理由から、週に1回のみ、高強度の練習をするようになりました。
ちなみに自己ベストを更新する前の1ヶ月は仕事が忙しく、週に1回のポイント練習以外はほとんどjogだけで過ごしていました。
試合に出場するハードル
最も大きな違いが試合に出場するハードルです。
私の場合休日出勤が少なくない会社で働いているので、仕事と試合が重なることも多々あります。また、せっかくの休みの日をレースに充てることが精神的苦痛になることもあります。
そんなこともあり、多くても1ヶ月に1回くらいのスパンでのレースとなることが多くなりました。
社会人2年目から3年目で変わったこと

ここからは社会人2年目までと自己ベストを更新できた社会人3年目で変わったことについて紹介します。
走行距離の増加
社会人3年目になってからは月間の走行距離が伸びました。と言うのも、仕事が忙しくなり、平日の練習でPRやB-upといった練習をする機会が減ったと同時にjogのみをする日が多くなり、距離を積む日が自然と増えたからです。
これまでは夏場は150km/月くらい、冬場は200km/月くらいだった月間走行距離ですが、社会人3年目の9月末時点では毎月安定して200km/月くらいまで伸ばすことができました。
この調子であれば、おそらく今年の冬は250km~300km/月くらいまでは距離を伸ばせるかといったところです。
練習の質の向上
平日にjogのみをする日が増えたことは上述しましたが、その分週に1回のポイント練習の質がかなり高くなりました。
平日の練習強度が下がった分、休日の練習でしっかり体が動いてくれるようになりました。「平日に追い込めていない分、ポイント練習くらいは頑張らないと!」という精神的要因もあるのかもしれません。
継続して練習を積むことができた
学生の頃から足を痛めやすく、練習を離脱することが多かった私ですが練習の強度が下がったことで、社会人2年目~3年目になる冬季練習は、途中で怪我による離脱をすることなく継続して練習をすることができました。
自分に適した練習の強度で伸び伸びと続けることができている点も大きな要因だと思います。
まとめ
今回は社会人3年目にして自己ベストを更新した私が、2年目までと比較して変わったところについて紹介しました。
- フルタイムで働く社会人ランナーでも自己ベストの更新は可能!
- 限られた時間の中で、自分に合った練習方法を見つけ出すことが大切!
今回紹介した方法を実践すれば自己ベストが更新できる!とは言えませんが、フルタイムで働く社会人でも、諦めずに練習を続けることで自己ベストの更新は可能であるということを知ってもらえれば幸いです。
私も引き続き800mでも自己ベストが更新できるよう練習に励むので、一緒にベスト更新を目指しましょう!

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